I will visit Kokugakuin University for a symposium celebrating the 70th anniversary of the Institute for Japanese Culture and Classics at Kokugakuin University. Provisional description of the event here:
日本文化研究所は、日本の宗教と文化を研究する研究機関として、一九五五年に設立されたが、当初から、研究に際して常に国際比較の視点を持つことを意識してきた。設立に際して掲げられた目的の一つは、日本文化の特質を明らかにすることであったが、それは異なる文化との比較研究において、共通性や特異性を検討することによってなされる、と述べられていたのである。
折しも二〇二五年は日本文化研究所が設立されてから七〇年という節目の年となるが、この間、日本の宗教と文化に関する研究は、日本国内外において様々に展開されてきた。本フォーラムでは、日本文化研究所における研究蓄積にも目を向けながら、「日本の宗教」がどのように研究され、教えられているか、あるいは「日本と宗教」の関係がどのように捉えられてきたか、日本語圏・英語圏での研究教育状況を中心に考えたい。
加えて、今この問題を取り上げるのであれば、単に日本人が「日本」についての正しい知識を外国人に教える、あるいは外国人が「宗教」についての正しい理解を日本人に教えるといった、一方向的なやり取りを想定するようなことがあってはならない。「日本」「宗教」そのものの枠組をも、あらためて捉え直すような議論を行いたい。